文科省の提供している世界の読書人口統計データをつぶさに観察してみた

公開日: : 最終更新日:2016/03/19 ビジネス・教養

【キーワード】習慣の問題

国内でも活字離れが叫ばれて久しい状況ですが、海外に目を向けても、事情は似たり寄ったりなのですね。

イタリア人と読書 | イタリアの美味しいおはなし

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こちら、イタリア出版組合のデータに関する所感が綴られていました。
数字だけを見ると、人口の半分以上がまったく本を読まないのかと驚きますが。
元より、本というものは読む人と読まない人の差が激しいことを考えれば、これはこれで順当な数字かもしれません。

この記事を読んで興味が出たので、ちょっと読書人口の推移について検索してみたところ、文部科学省の「平成23年度「生涯学習施策に関する調査研究」読書環境・読書活動に関する諸外国の実態調査 調査報告書」というのが引っ掛かりました。

平成23年度「生涯学習施策に関する調査研究」読書環境・読書活動に関する諸外国の実態調査 調査報告書 – 1323725_12_1.pdf
見ての通り、PDFファイルです。開くときは注意してくださいね。
最初のPDFファイルに調査概要が記載され、以下、延々と
平成23年度「生涯学習施策に関する調査研究」読書環境・読書活動に関する諸外国の実態調査 調査報告書 – 1323725_13_1.pdfでアメリカとカナダの実情が、
平成23年度「生涯学習施策に関する調査研究」読書環境・読書活動に関する諸外国の実態調査 調査報告書 – 1323725_14_1.pdfでイギリス、フランス、ドイツ、イタリア、フィンランドの実情が、
平成23年度「生涯学習施策に関する調査研究」読書環境・読書活動に関する諸外国の実態調査 調査報告書 – 1323725_15_1.pdf最後に中国、韓国、日本の実情が、それぞれ記載されています。

全部で163ページもあります……。
取り上げるからには!とすべてにざっくり目を通しました。ワタクシも暇ですねwwwww
いや、本当に暇なわけじゃないんですが>< 読み始めるとこれはこれで面白い「書物」でしたので、気がついたら読み下していたのです。こういうところが書痴の悪癖というものかもしれません……( = =) トオイメ

実際、面白い読み物でした。
こういうのを「おもしろい」で片づけちゃ駄目なんでしょうけど。
このPDFファイルを拾って来るに至ったイタリアの事情について触れられていた箇所もあり、自分なりに裏付けが取れた感もあります。

アメリカでの図書館利用が過去に比べて少し回復してきており、その理由が電子書籍の貸し出しを行っているためというくだりは、とくに興味深く感じました。同じく検索で引っかかったアメリカを変えたブッククラブというPDFファイルがありまして、これも読んだのですが(ぉぃ)、こちらには、国土が広すぎて図書館どころか書店に行こうにも行けない人たちがいる、というアメリカ特有の事情が書かれていました。電子書籍はこういう人たちにとっての福音ですよね。

もう一つ興味深かったのが、中国では最近、読書人口が増えているというデータでした。
文化的成熟期に書物への関心が高まり、円熟期には書物への関心が下降する、ということなのでしょうか。
何をもって文化的成熟や円熟と見なすのかについては、また別の論議になってしまいますが(^^;

ちょっとしたきっかけからえらく深入りしてしまいました。
とはいえ、こういうふうに関連情報をたどっていくのが、ウェブ探索のいちばんの楽しみでもあります。
また時間を作ってこのあたりの事情をさらに深く探ってみたいものです。さすがにそうなるとウェブ上だけでは限界がありそうなので、今度は図書館とかで調べ物しますかね……(笑)

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