期待すべきは読み手の読解力ではなく自分自身がどこまで書ききれているか

公開日: : 最終更新日:2014/12/27 コラム・エッセイ

【キーワード】スルーできない

読み手に期待しないということですね。
……と書くと、なんだか上から目線に聞こえるかもしれませんが、そういうことではなく。

必要なのは読み手の読解力や理解力ではなく書き手の説明力とスルー力 | THE HAM MEDIA BLOG

必要なのは読み手の読解力や理解力ではなく書き手の説明力とスルー力 | THE HAM MEDIA BLOG

要は自分の気持ちの問題とでも言いますか。
閲覧者に期待するから、荒らされたり炎上したときに、反論したくなるんですよね。
最初から期待していなければ、反論が来てもスルーできる、と。

こちらのエントリを読んでいて、過去に自分がやっていたブログのことを思い出しました。
ええ、このブログと並行して、いっとき、自分の思ったことをダラダラと書き連ねるブログをやっていたんですよ。先日個人ブロガーはみな勇気あるM属性を持っているに違いない。というエントリでも取り上げたInternet Archiveに、その時の様子もちゃっかり残ってるんですが(^^;

……せっかくInternet Archiveで発掘したことだし、この機会に久しぶりに晒すか。

はい、そのときの論争をインターネットアーカイブから引っ張ってきてみました。自虐的ですね(苦笑)
この三つのエントリは、2006年2月から3月にかけてのものです。そして、今回取り上げさせていただいたエントリは、2008年のもの。
当時はいかにブログを書くか、という各論があちらこちらで散見されたり、あるいは言及リンクなしのトラックバックは是か非か、なる論争も勃発したりしたものです。

それらに終止符を打ったもの。それがtwitterの登場だと思います。

twitterが登場したのは2007年のことでしたが、爆発的に普及し始めたのは2009年から2010年あたりにかけてのことだったと記憶しています。そして、twitterの登場によって、多くの「主義主張は持たぬが気持ちを表現して誰かとゆるくつながりたい」という人たちは、もうブログというものにこだわる必要がなくなりました。

主義主張を持つ人たち、あるいはtwitterの短文ではとても自分を表現しきれぬ!という人たちは、相変わらずブログを書きつづけていますし、そういう人たちは同時にtwitterで短文を書き散らかしてもいる(笑)という、ある意味カオスな状態になってきましたが。

HTMLを覚えて自作ホームページを作る時代。
     ⇩
ブログの登場で表現の敷居が下がり猫も杓子もブログに飛びつく時代。
     ⇩
何を書いたらいいのか分かんないよー、ブログブームに乗り遅れちゃうよー><……あ、twitter登場した!「○○なう」って書いとけばいいんだ!な時代。

ものっそい大雑把に区切ってみましたが。
こうしてみると、インターネット普及以後という短い期間にも「表現というもの」を取り巻く環境は激変していますが、人間のやっていることにはあまり変わりがないようですね。
してみれば「何か書きたい、表現したい」という欲求の根底にあるのは結局のところ「誰かとコミュニケーションしたい」になるのでしょうか。そう言えばインターネット普及前は、パソコン通信によるフォーラムでのコミュニケーションなんてのもありましたね。

かくいうワタクシにもその「コミュニケーションに対する欲」はありますが、それはとても稀少なものでして。コミュニケーションに至ればラッキー、って程度ですねぇ。その、100回に一回だか1000回に一回だかのラッキーを拾い出せたらラッキー、という思いを胸に、ひっそりとこのブログを続けて、いつの間にか10年も経過していたわけです(笑)
二つやっていたブログを一つに減らしたのは単に物理的に時間が足りなかったというだけのことなんですがwwwww

つながり合う、というか、通じ合いたい欲、と言うべきですかね。
誰かに理解されたい、という気持ちがあるから、理解されない場合に炎上したり論争になったりするのかと。
つまり、それらの欲を削ぎ落としていけば、炎上しても論争になっても華麗にスルーできるわけですね。
少なくとも自分なりに筋道立ててきちんと反証ができるなら、どんな形、どんな表現の場であれ、対応していけるのだと思います。

関連記事

20140814

恥ずかしさというむずがゆさを説明するのに用いた例題が的確すぎてフイたww

【キーワード】けっこうたくさん たまに、誰がどんなセンスでつけたんだ!と叫びだしたくなるような

記事を読む

20160629

趣味に熱中してどんどんはまり込んでる人って、幸せオーラ全開ですごい!

【キーワード】きっかけ ネットスラングとして定着した感のある「沼」という言葉。 確か、趣味が

記事を読む

20140811

日常に密着した言葉は無意識に口をついて出ている

【キーワード】けっこうたくさん お大根……は自分は言わないなぁ。そう口にする人は周りにいますが

記事を読む

20140808

救助はプロに任せましょう。

【キーワード】反射的に こりゃまたすごい体験をしたものです……>< 読んでるだけでぞわわわわ

記事を読む

20150508

言葉狩りでもって他人を規制したがる人間ほど、実は差別意識が強いもの

【キーワード】要約すれば 「ブラック企業」という言葉が、人種差別に当たる、などというくだらない

記事を読む

20151125

理想の本の手に入れ方

【キーワード】意外なところから 電子書籍擁護派のワタクシですが、今でもリアル書店大好きです。

記事を読む

20141223

コミュニケーションはいつから押し付けるものになったのだろうか。

【キーワード】スルーできない いくら技術が進歩して新しいものが出てきたところで、人間の基本的な

記事を読む

20160330

好奇心を満たすことそれ自体が自分自身への報酬となり得る

【キーワード】知らないこと こういう禅問答とか哲学的な問いを見かけると、問答無用で食いついてし

記事を読む

20150812

「あなたの知らない世界」を垣間見る

【キーワード】立ち位置 先日、ファッションって本気だとここまでやらなくちゃいけないものなんです

記事を読む

20140228

いちどは釣られてみないと、世間という水の中から飛び出すこともできないものです。

【キーワード】釣られやすい 昨日が趣味に走った長ったらしいエントリになっちゃったので(滝汗)本

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ランダムピックアップ
上記ランダムピックアップの文字をクリックすると、適当な過去エントリを拾い出します。暇つぶしにどぞ★

20160910
高揚した気分が抜けると疲れを感じることに似ている

【キーワード】そうじゃないかと このテーマについて深く考えたこと

20160909
とりあえず始めたことにいつの間にか熱中してしまうのはなぜだろう

【キーワード】そうじゃないかと エントリタイトルの一行にすべてが

20160908
考えれば考えるほど「自分らしさ」とは曖昧なものだ

【キーワード】そうじゃないかと ものすごく共感できるエントリで、

20160907
言葉の用法を厳密に追求し始めると迷宮に迷い込むしかないようだ

【キーワード】そうじゃないかと このブログ、見たことある……しか

20160906
フットワークの軽さがアイデアに形を与えるのかもしれない

【キーワード】そうじゃないかと 誰でも考えつきそうだけど、あえて

→もっと見る

 

PAGE TOP ↑